公共交通に関するアンケート調査結果のお知らせ

 本調査は、「コロナ禍後における移動需要の変化」を主題に、調査結果を「公共交通に関するアンケート結果」として公開することを前提として実施したものです。新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)は、国が緊急事態宣言を発令した令和2年4月から約4年半が経過した現在も長い影を落としており、地域の公共交通にも大きな影響を与えています。

 公共交通を取り巻く環境の変化として、新型コロナが猛威を振るった令和2年から行動制限が撤廃された令和5年にかけて、外出需要が大きく落ち込んだことで、全国的に公共交通に携わる運転士の離職が加速しました。新型コロナの5類移行に伴い、回復傾向にある夜間の移動需要の増加する一方、運転士の復職は進まず、タクシー等の供給が需要に追い付いていない状況となっています。

 とりわけ夜間のタクシー不足は深刻化しており、町民の夜間の移動に不便が生じているほか、移動手段の不足が飲食店経営の不安につながっているという声が町に寄せられています。

 公共交通における現状と課題を具体的に把握するために実施した本調査においては、625人の多くの方々にご回答をいただくことができました。ご協力いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。一つひとつのご回答を、単に集計し結果報告して終わらせることなく、公共交通における課題の把握や対策につなげることが重要であると捉えています。
 

■調査の目的

 日中と夜間時間帯それぞれについて、新型コロナの感染拡大前後で大きく変化した移動需要や、今後の公共交通の利用意向などを調査・分析することで、公共交通サービスの向上に資することを目的に実施したもの。
 

■アンケート調査結果