あづまねエリアブランディングビジョンを策定しました
最終更新日:2024年12月25日

母なる東根山の麓に広がる「あづまねエリア」

「あづまねエリア」とは、温泉保養公園(ラ・フランス温泉館)をはじめとする交流資源が集中する紫波町水分地区の主に西部エリアを指します。 温浴施設の他に産直、日本酒蔵、サイダー醸造所、園芸店、神社など多様な事業者が立地しており、観光エリアとしてのポテンシャルを有していることから、従前から「あづまねエリア交流連絡協議会」という任意団体を立ち上げて様々な活動が行われてきました。

※あづまねエリアガイド(あづまねエリア交流連絡協議会作成)

あづまねエリアは、町民が誇るべき町のシンボルである「東根山」の麓に広がっています。
町を代表する観光資源である東根山は、かねてより町が登山道整備を行うなど登山客の受入環境の強化に努めてきましたが、コロナ禍以降のアウトドアブームも追い風となり登山者数は近年増加傾向にあり、東根山が持つ価値が再認識されています。
このことから、町全体でより一層機運を高め、東根山を愛する多くの人々が町内外にその価値を広め、後世に引き継ぐことを目的に、9月28日を「東根山の日」として定めました。

あづまねエリアが目指す未来の姿「人が森と育つまち」

このあづまねエリアについて、町を代表する観光資源である東根山とその麓の温泉保養公園の魅力を最大限に引き出すためのブランディングに取り組み、あづまねエリアを町の観光振興を牽引する存在にすることを目的に、あづまねエリアブランディングビジョンを策定しました。
コンセプトは「人が森と育つまち」
自然を尊重しながらも、現代社会が提供する便利さや文化的な価値が享受できる。あづまねエリアで暮らす方々や事業を営む方々と共に、人、自然そして文化が調和した新しい地域コミュニティを目指します。

温泉保養公園の価値を再定義する

あづまねエリアブランディングビジョンの実現を目指すにあたり、最も重要な役割を担うのが温泉保養公園です。
東根山の麓の広大な敷地の中にたくさんの自然資源と素晴らしい泉質の天然温泉を有し、あづまねエリアの中で最も高い集客力を持っています。しかし、開業から30年弱が経過したラ・フランス温泉館及び研修産業館ホテル湯楽々は施設の老朽化が進行しており、旧来型の施設設計や事業内容にも課題を抱えています。
あづまねエリアブランディングビジョンを推進する旗振り役として、温泉保養公園は現在リニューアルを検討中です。

キーワードは「体の成長」「心の成長」「コミュニティの成長」
あづまねエリアの中核を担う温泉保養公園は、温泉を中心に据えたリラックスできる環境と、活動的な都市文化が共存する場所として再定義します。

新しいあづまねエリア、新しい温泉保養公園の未来へ、皆さんの力を貸してください

あづまねエリアブランディングビジョンは、地域の力だけでは到底叶うものではありません。「人が森と育つまち」の実現に向け、紫波町と一緒に力を合わせて岩手でチャレンジしてくださる事業者の皆様の力を必要としています。
この度作成したあづまねエリアブランディングビジョン「Partner Note」が、紫波町の未来とパートナーの未来を結ぶ、ご縁のはじまりになることを願っています。