令和6年度ファシリテーター養成講座(開催報告)
最終更新日:2025年09月01日

 
町は、市民活動において話しやすい場づくりやつながりづくりを学ぶ機会として、令和6年度ファシリテーター養成講座(全5回とフォローアップ講座2回)を開催しました。
 


第1回(7月8日開催)


町は7月8日に、第1回ファシリテーター養成講座を古館公民館で開催しました。

参加者が開始前に書いた「好きなこと、嫌いなこと」を使って自己紹介をした後、アイスブレイクの
「進化ゲーム」で場は一気に和やかな雰囲気になりました。

「ぶっちゃけトーク」では、ゲストの岡市久美子さんから「チームあかいし」を立ち上げたきっかけ
や活動をする上で大切にしていることを伺いました。コアメンバーは少人数だが、そこから広がる
つながりで多くの応援してくれる人のゆるやかな輪ができている、というお話に、参加者はうなずいて
いました。

「創造的会議とは」と題したミニ講義を聞いた後、4つのグループに分かれて「みんなが楽しく納得
する会議とは」というテーマの下、自分が考える良い会議について意見を出し合いました。

終了後には、「いろいろな立場の人と話せた」、「控えめな自分でも意見が出せる、明るい雰囲気で
よかった」といった話す楽しさや、「深く話をすれば求めるものが同じなんだなあと思った」、「他の
人の意見がわかってよかった」という話し合いの良さを実感できた感想が寄せられました。ある参加
者からの「ワークショップが苦手」という打ち明け話に対しては、「ワークショップのあり方を考え
たい」、「多様な方々に向けた話し合いの手法が考えられないのかな」という感想も見られ、話し合い
の手法を学ぶ講座としての広がりが感じられました。


 

第2回(9月2日開催)


 

町は9月2日に、第2回ファシリテーター養成講座を古館公民館で開催しました。

ゲストを迎えての「ぶっちゃけトーク」では、天野咲耶さんから日詰商店街を舞台にしたイベント
「本と商店街」を始めた思いや活動する上で大切にしていることを話していただきました。全国から
多くの方が紫波町に足を運んでくれたこのイベントが丁寧に作り上げられている様子がうかがえ、
参加者は興味を持って聞いていました。

「未来デザインの考え方とは」と題したミニ講義を聞いた後、4つのグループに分かれて「地域の
未来がこんなだったらいいな」というテーマで話し合いました。

終了後には、「感じた事を全部伝えることができた」、「自分の思いを言葉に残せたこと、地域を思う
みなさまの声を聞けたことがうれしかった」といった話し合うことの楽しさに加えて、「各世代の
考え方や感じ方が感じられて良かった」、「目線やライフスタイルが違えばやりたいこと、望むこと
が違うことに気づけた」という異なる思いを共有する良さを実感できた感想が寄せられました。「様々
な方と意見を出し合って、未来を考えることがワクワクした」、「地域を思う気持ちは同じだと思った」
という感想もあり、自分の住む地域の少し先を考える良い機会になりました。


 

第3回(10月7日開催)

 

町は10月7日に、第3回ファシリテーター養成講座を古館公民館で開催しました。

花を使い体を動かしながら自己紹介をした後、「未来デザインの考え方・現状把握」と題したミニ
講義を聞きました。テーマを「地域や社会の今を発見しよう」としたグループワークでは、語尾を
「~である」、「~だ」に揃えるなどしながら、地域の現状を話し合いました。

終了後には、「たくさんの視点の話が聞けた」、「一人一人の問題意識が異なるので、話をすることで
新たな発見がある」とコミュニケーションの大切さを実感した感想や、「もっと自分がいろんな角度
から考えてもよいと思った」と視点の広がりが感じれらた感想、「自分のアンテナを高くしてがんば
ろうと確認した」、「次世代につながる仕組みを考えていかなければならない」と先を見据えた感想
などが聞かれました。


 

第4回(11月11日開催)

 

町は11月11日に、第4回ファシリテーター養成講座を古館公民館で開催しました。

ゆるやかな関係作りでリラックスした雰囲気となったところで、「未来デザインの考え方・要所解明」
と題したミニ講義を聴きました。その後のグループワークでは、統合文を基にした未来予測(~になり
そうだ)と要所解明(~になりかねない)に取組みました。

終了後には、「集まって話し合うことで解決のアイディアが出てくることに感動した」と、話し合う
ことの良さを実感した感想や、「講座の参加者でも違いがあり、地域に広げるともっと違いがあるが、
それが良いところ」、「課題、問題とばかり捉えずに、プラスに捉える視点も持ちたい」と多様な視点
が感じれらた感想などが聞かれました。


 

第5回(12月2日開催)

 

町は12月2日に、第5回ファシリテーター養成講座を古館公民館で開催しました。

ゆるやかな関係作りで和やかになった雰囲気の中、「未来デザインの考え方・方策方針」についての
ミニ講義を聴きました。その後、4つのグループに分かれ、割り当てられたテーマを基に、方針と
方策を考える演習に取組みました。

終了後には、「人と人とのつながりが大切だと思った」、「皆さんとたくさんお話ができてよかった」
と、話すことや人とつながることの良さを再認識できたという感想のほか、「出たいろいろな意見を
ファシリテーターが上手にまとめてすごいと思った」、「1つの言葉からその人の言いたいことを引き
出す話術は大切だと感じた」、「ゆるやかな関係づくりで場を和ませるのって大事だな」、「コーヒー
タイムでリラックスする時間はいいですね」という、ファシリテーターの役割や話し合いの場づくり
を意識した感想なども聞かれました。


 

フォローアップ講座(1)(1月20日開催)


町は1月20日に、ファシリテーター養成フォローアップ講座(1)としてファシリテーショングラ
フィック技法を学ぶ講座を古館公民館で開催しました。

これまでの講座と同様、ゆるやかな関係作りで和やかな雰囲気の中でグループ分けをした後、
講師から水性マーカーの持ち方やアイコン・色の果たす役割などについてのお話を聞きました。
そして「まずは書いてみよう」とマーカーを手に、一人一枚割り当てられた模造紙に線や文字、
アイコンを思い思いに書き、マーカーの使い方や模造紙の書き心地などを体感しました。

次に、話し合いにおいてファシリテーショングラフィックがもたらす効果、場づくりのこつ、
模造紙の使い方のお話を聞いた後、4つのグループに分かれて、進行役と記録役を順番に10分ずつ
体験する実習をしました。どの方も、時折スタッフからかけられるアドバイスにうなずきながら、
真剣な眼差しでそれぞれの役に取り組んでいました。

終了後には、「ファシリの仕方をもっと深めていきたい」、「やっぱりファシグラがあるのとない
のでは話し合いの内容の入りが違う」、「対話することの楽しさを感じた」といった感想があり、
ファシリテーターがいることや話し合いの内容を可視化することの効果を実感できたようでした。


 

フォローアップ講座(2)(2月17日開催)


町は2月17日にファシリテーター養成フォローアップ講座(2)としてカードを使った情報集約法
を学ぶ講座を古館公民館で開催しました。

ゲームを通したゆるやかな関係作りの後、カードを使いながら得た情報の本質をつかみ、情報の
再生産を図る情報集約法についてお話を聞きました。そしてポストイットを使った話し合いを
グループに分かれて行い、出た意見の本意の引き出し方やそれらを組み合わせて統合文を作る
演習に取り組みました。

終了後には、「集類と分類の違い。難しいけど、見えるとスッキリ」、「漠然としたテーマでも、
かみ砕いて言葉にして具体的になることもあるんだなと思った」、「話し合いの場が苦痛ではなく、
楽しいことができるのだと思えた自分に驚いた」と、学びの達成感や新たな一面を発見できた
声などがありました。「大事なことは参加者が話しやすい場づくりだということ」という感想も
あり、合意形成における大切なポイントの1つを掴めたことが伺えました。


 


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