姉妹都市について
サザン・ダウンズ(オーストラリア、クイーンズランド州)
サザン・ダウンズの街並み
スタンソープ市(当時)とは、平成15年に町長が公式訪問して以来、教育、産業などにおいて交流してきましたが、平成17年6月に町長、議長がオーストラリアを訪れ姉妹都市盟約書の調印がなされました。その背景として、町民の国際相互理解と友好親善の促進を図るため、また気候や風土などで共通点の多いことが挙げられます。
その後、旧スタンソープ市と旧ウォーリック市が合併しサザン・ダウンズ市となってからも、旧スタンソープ市との間で締結した姉妹都市連携を継承することになり、平成21年2月にサザン・ダウンズ市において、姉妹都市盟約書を再締結しました。
※サザン・ダウンズ公式ホームページ http://www.southerndowns.qld.gov.au/
概要
サザン・ダウンズ市は旧スタンソープ市を含む5つの都市が合併してできた都市で、面積は約7,120km²(紫波町のおよそ30倍)、人口は35,407人(2020年6月時点)です。
サザン・ダウンズ市の周辺地域は主に農村地域で、農業、特に羊と牧畜、野菜と穀物の栽培が行われています。林業やブドウ栽培も重要な産業です。クイーンズランド州の中でもかなり気温の低い地域で、ワイナリーが多く、安くておいしいワインが楽しめます。
古殿町(福島県)
調印後に握手を交わす古殿町長(左)と前紫波町長(右)
古殿町とは、食育を縁に平成12年から交流を始め、平成17年4月に「大規模災害時の相互応援に関する協定」を締結、これまで町議会や消防団、町職員などが意見を取り交わしてきました。交流の中で両町の考えや取り組みが類似するところが多く、地方分権の時代に共に発展するために意見を出し合い、力を合わせることのできる関係は大切であるとの共通認識から、平成18年9月に姉妹都市盟約が実現しました。
※古殿町公式ホームページ https://www.town.furudono.fukushima.jp/
概要
およそ800年前の鎌倉時代から受け継がれている古殿八幡神社の笠懸・流鏑馬
古殿町は、面積が約163km²、人口が4,914人(2021年7月31日現在)で、福島県の南東部に位置する町です。
流鏑馬(やぶさめ)の里として知られる古殿町は、阿武隈山系の南部に位置し、緑豊かな自然に恵まれた町です。鎌倉時代から800余年の歴史を誇る笠懸・流鏑馬、全国巨木百選に選ばれたヤマザクラの越代の桜、四季折々に美しい姿を見せる鎌倉岳・大風川渓谷などがあります。
特産物としては、自然豊かな土地から採れるシドケ、ウルイ、フキなどの山菜をはじめ、ミニトマト、シイタケ、コンニャクといった食材を利用した健康食品が有名です。「健康食品のふるさと」をコンセプトに、伝統を守り、昔ながらの手作りにこだわったお酒、味噌、醤油、各種コンニャク製品などのさまざまな特産品があります。
日野市(東京都)
盟約書を手にする大坪冬彦日野市長(左)と熊谷町長(右)(提供:日野市)
日野市とは、町の名誉町民である巽聖歌の縁がきっかけとなり、平成29年1月に姉妹都市盟約を締結しました。
童謡「たきび」の作詩者である巽聖歌(本名:野村七蔵)は明治38年、当時の日詰町に生まれ、昭和23年から晩年の48年まで、日野市で過ごしました。この縁から、巽聖歌を顕彰する町民と日野市旭が丘地域の皆さんの交流が行われてきました。
また、両市町は「まちの資源を大切にする」という、目指すまちの姿が一致しており、今後さらに歴史と文化を軸とした相互交流を図っていくことで合意し、姉妹都市盟約の締結が実現しました。
※日野市公式ホームページ https://www.city.hino.lg.jp/
概要
日野市は都心から西に35km、東京都のほぼ中心部に位置し、面積は約27.6km²、人口18万7,372人からなる都市です。
多摩川と浅川の清流に恵まれ、湧水を含む台地と緑豊かな丘陵がみられます。現在では、先端技術産業が立地し、約18万人の市民が住む自然に恵まれた住宅都市としてさらなる発展を続けています。
また、日野市は「新選組のふるさと」でもあります。副長・土方歳三や六番隊長・井上源三郎が生まれ育ったほか、彼らの活動を支えた名主の佐藤彦五郎の屋敷(日野宿本陣)が残されており、例年5月には「ひの新選組まつり」も開催されています。
日野宿本陣(提供:日野市)
高幡不動尊境内にある土方歳三像
(提供:日野市)
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