【文化財】【紫波町の指定文化財】【国指定文化財】山屋の田植踊/紫波町

山屋の田植踊/紫波町
山屋の田植踊早乙女の笠振り
山屋の田植踊早乙女
山屋の田植踊一八
山屋の田植踊五穀くだし

指定区分

国指定重要無形民俗文化財

指定年月日

昭和56年(1981)1月21日

所在地

岩手県紫波郡紫波町山屋字夏梨子

解説

山屋の田植踊は、岩手県紫波町山屋地区に伝承される芸能です。山屋地区は町を縦断する北上川の東側山間部に位置する約60戸の集落で、小正月を中心に行われる予祝行事であるこの田植踊りは、「座敷田植え」と呼ばれるものの一つです。

かつて奥州藤原氏が勢力を誇った時代、砂金採取のために京から来住した孫六という人が持ち込んだ田楽や田舞を土地の豪族が気に入り、里人に伝承を受けさせたものがはじまりだといわれています。その年の田植踊りは小正月に庭元宅に集まり笠揃えを行うことからはじまります。冬期間、連日連夜旦那衆の家々を踊り歩いたといわれ、この時期最大の娯楽でした。

岩手県中部地方に見られる田植踊りの特徴を色濃く伝えている芸能として、昭和56年に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。現在、地区内の小学生から大人まで幅広い年代の保存会会員が精力的に活動しています。

踊りは、米作りや農作業を摸する所作で構成されており、一年の稲作行程を演じると全上演時間は4時間にもおよびます。

上演

踊り初め(毎年1月上旬/山屋地区集落センター)

山屋ミズバショウまつり(毎年5月上旬/紫波町山屋字峠(特設会場))

山屋の田植踊記録映像(普及版),昭和60年撮影

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課 生涯学習係

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岩手県紫波郡

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