子どもの育ちの芽🌱(佐比内保育所)最終更新日:2024年02月02日
このコラムでは、町内の児童施設で、日々の体験の中からさまざまなことを学び、「生きる力」の土台となる力を育んでいる子どもたちの様子が垣間見える場面を紹介します。
《佐比内保育所》
~オタマジャクシとの「出会い」と「別れ」から ~
佐比内保育所は豊かな自然に囲まれた地域にあり、子ども たちは毎日のびのびと遊んでいます。
春の散歩で、田んぼにオタマジャクシを発見した子どもたちは「小さいオタマジャクシがいっぱいいるね」「お世話したいね」と話し、「保育所の図鑑で調べよう」と世話の仕方を調べました。図鑑を見て「小屋にある水槽をお家にすればいいんじゃない?」「えさはにぼしだって。給食の先生にあるか聞いてみよう」と計画を立て、後日オタマジャクシを迎えました。
図鑑を見ながら水槽でお家を作り、オタマジャクシのえさやり当番を決め、みんなでお世話をしました。

子どもたちはちょっとずつ大きくなり顔もカエルらしくなってきたオタマジャクシに、足が生えてきた様子を見て「先に足が出てくるんだね」と驚いていました。
子どもたちはカエルになったら何を食べるのかを調べ、生きている虫を食べることが分かりました。エサについて話し合った子どもたちは「生きている虫を捕まえるにはどうしたらいい?」「捕まえるのは難しいよね」「ご飯がない とかわいそうだよね」と話し、元の田んぼへ戻すことにしました。
ちょっぴり寂しそうに「大きくなってね」「バイバイ」とお別れをしました。


今回はオタマジャクシとの出会いから、『お世話したい』という思いを受け止め、一緒に飼育方法を調べたり、この先どうしたらいいかを話し合ったりしました。
幼児期はさまざまなことに興味、関心をもち、自ら関わる中でたくさんのことを学んでいきます。今回のオタマジャクシのお世話を通して、「考える」「調べる」「やってみる」など主体的な活動に発展しました。また、生き物と向き合ったことで命に触れ、思いやる気持ちも育ち、子どもたちの成長を感じました。
これからも子どもたちが「やってみたい」という意欲を大切にし、さまざまな体験や経験を重ねながら、学び合えるよう支えていきたいと思います。
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