第35号「紫波町水分地区の担い手及び農地の見通しと今後の対応方向」

         本報告書作成のねらい

 これまで、地域農業経営基盤強化促進計画(以下地域計画という)を作成するための参考資料として、農林業センサスを用いて農業生産構造の分析や将来予測を行うとともに、認定農業者、集落営農、新規就農者等の分析を行い、産業政策監調査研究報告で公表してきました。(詳細はp3地域計画作成に関する産業政策監調査研究報告)

 本報告は、水分地区地域計画策定検討委員会が地域計画策定の一環として取組んだ意向調査結果を紫波町農政課で分析し同委員会の幹事会で報告した資料です。
 水分地区では、従前から水分地区水田営農推進協議会によって地区全域を対象にした水田転作のブロックローテーションに取り組まれ、約20年前に同協議会を母体とし水分営農組合が設立されています。
水分地区では、水分営農組合を中心に水分地区地域計画策定検討委員会を設置し、独自に意向調査を実施して地域計画の作成に取り組んでいます。
 同委員会で実施した意向調査は、紫波町農政課が実施した営農意向調査の項目とは別に独自に後継者の状況の項目に自分の代で農業をやめるという選択肢を設けるとともに、今後の水田農業のあり方についての調査項目を加えているため、将来の地域農業のあり方についてより詳しい分析が可能となっています。
 水分地区の地域計画の取組方法と意向調査の分析結果は、他の地区の地域計画を作成するにあたって有益な情報と考えられることから、報告書にまとめて公表するものです。
 本報告書を他地区の地域計画の作成に役立てていただければ幸いです。

<水分地区地域計画作成に向けた意向調査>

 〇実施主体:水分地区地域計画策定検討委員会
 〇調査期間:2024年7月28日~8月20日
 〇調査対象と回収率
調査対象 対象者数 回収人数 回収率
水分営農組合員 個人(認定農業者含む) 200 187 93.5%
農事組合法人 2 2 100%
農事組合法人 2 2 100%
任意組合 3 3 100%
株式会社 3 3 100%
個人担い手 8 8 100%
合    計 218 205 94%

報告書本文は以下をクリックするとご覧いただけます。

35号「紫波町水分地区の担い手及び農地の見通しと今後の対応方向」公表版2025.1.6.pdf


 

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